新入社員教育に欠かせないカリキュラムの全貌【ユニークなものも紹介】

社員教育
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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新入社員教育・研修の場でしっかりと伝えておきたい内容は、無限にあります。

その内容は、当然、業種・部署によって様々に異なります

 

これまで、私は名古屋を中心とした様々な中小企業の経営・社員教育に関わってきました。

その経験も踏まえながら、どの業種でも必要となる要素を全て紹介します。

現在も様々な業種の中小企業の経営、社員教育、情報発信に関わっていますが、100%の会社が業績を伸ばしていますから、当然のことから重要な内容まで含まれていると思って読み進めてください。

全体を大きく分けると次の3要素となります。

  • 学生・フリーターと社会人は何が違うのか?
  • 学生やフリーターではあまり知ることのない社会人の常識とスキル
  • 業種・部署ごとに異なる専門的な知識の学び方
 
一般的に言われて部分は軽くしながら、私独自の経験と視点でできるだけ分かりやすく解説します。
 

学生・フリーターと社会人の違いとは何か?

学生時代にアルバイトを頑張り、アルバイトの中でもある程度のポジションを経験した人ほど、社会人としての経験があると思っている人が多い印象です。

細かな違いは多々ありますが、次の3点がかなり大きな違いです。

  • 責任の重さ
  • 時間管理
  • お金の考え方

この3点を分かりやすく伝えることが新入社員教育・研修の肝となります。

ただし、よくある上司の熱弁・お説教の様なトークはNGです。

君たちは、これからは社会人として働きます。新入社員とは言っても、お客様から見ると、上司である私も君たちも同じ会社の人ということになります。この認識をもって……

それよりも、体感として上の3点の大切さが伝わった方が効果は高いです。

 

責任の重さを新入社員に伝える工夫

一度の新入社員研修で責任の重さや大切さを伝えきることは、相当困難です。

ですから、短期間(1〜2週間程度)で無理なく実行でき評価できるような課題を出してみるという方法が効果的です。

先にNGとして挙げた様な話は、必要最低限にすることをオススメします。

具体的な方法は後日、別記事で紹介します。

 

時間管理は異なる点を言葉で伝えても理解が得られやすい

学生やフリーターは、見えないところで誰かが時間管理をしているために成り立っています。

もちろん、一般的な会社の場合、始業時刻などが定められているということは、誰かが時間管理をしているということです。

ところが、管理されている時間枠が学生やフリーターと比較すると随分大きくなるイメージです。

小学生は自分の小学校校区を出ないように言われるのに対し、大学生では移動の制限がないのと似た様なイメージです。

 

社員として人を一人雇うには膨大な経費がかかることを教える

新入社員に限らず、誰もがお金を得るために働いています。

そして、誰もが昇給を望むために、必ずこんな気持ちが出てくる日が来ます。

  • 俺はこれだけ売り上げているのに給料が安すぎる
  • トップはいいよな。こきつかってピンハネしているだけだから

この気持ちを内面に抱えたまま仕事を進めても絶対にいい仕事はできません。

ですから、特に見えにくい経費の部分を最初にオープンにすることは大切です。

 

新入社員が知っておきたい社会人としての常識とスキル

社会人として知っておきたい常識やスキルは山のようにあります。

それを全て挙げるわけにはいかないので、特に、新入社員が実務に入って困っていると感じた点を挙げておきます。

  • 電話の出かたが分からない・とても緊張する
  • 名刺交換(先に出すか後に出すか空気がつかみにくい)
  • ビジネストーク・ビジネスライティングが馴染まない
  • 共感し、傾聴することが難しい
PCのスキルやプレゼン作成スキルも重要ですが、この様なスキルは、個人的な技能になるために私は、最初の研修では重視していません。

中小企業の場合、あまりにも忙しく、上に挙げたような事を練習する機会がかなり少ないのが現状です。

基本的な部分だけでも教え、数回練習するだけで、ある程度のことはできる様になります。

何よりもこの様なことに少し時間を割くことで、不安・自信がないという状態を大きく削減することができます。

 

専門的なスキル・知識を習得するために必要なこと

専門的なスキルや知識がないと業務上差し支えが出てきます。

だから、何が何でも学びなさいということになるのですが、「学びなさい」と言ってどんどん学ぶ人はそう滅多にいません。

若い方の声ですが、この感覚を大切にしたいものです。

 

要するに環境作りに力を入れることが大切だと考えています。

具体的に何をすればいいのか?私の実践や他社の事例などを踏まえながら、後日紹介したいと思います。

こちらの記事も環境作りのヒントになります。
新入社員教育の内容以前に意識しておきたい事【ワークも紹介】

 

新入社員研修のイメージを壊す【ユニークも大切】

「発想は柔軟にしなさい」と言うものの、すばらしい研修・教育は、会議室で行われる素晴らしい話や議論という風に思っていないでしょうか。

屋外で体験的に行う新入社員教育というのも十分に効果が期待できます。

いくつか事例を紹介します。

  • 落語や吉本新喜劇などを鑑賞する(話し方が学べる)
  • 公園などに出かけて雑談をする(心の内側が出やすい)
  • 地域の清掃をする(会社の認知が高まり、奉仕の気持ち良さを体感)

遊びやただの親睦会と混同される場合がありますが、目的意識をもって、新入社員教育としてコーディネートをすれば、大きな成果となります。

 

まとめに変えて、重要なポイントを解説

新入社員に限らず、仕事上の悩みは

職場内での人間関係

です。

経営者としては、ついつい早く利益が出ることを求めてしまい、そこに直結するスキルを教えようとしてしまいますが、何か悩みがあると、仕事に集中できません

反対の言い方をすれば、

悩みが軽減されるのであれば、仕事に集中できます

ですから、私が新入社員教育などに関わる際には、人との関わりの部分を第一優先に考えるようにしています。

今回、新入社員教育のカリキュラムの全貌として書きましたが、この様な意図で全体を見渡してみました。

 

新入社員教育を始める前に知っておきたいことは

新入社員教育の内容以前に意識しておきたい事【ワークも紹介】

こちらの記事をご覧ください。

町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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