従業員や部下との距離感を感じる時に試したい3つの言葉

社員教育
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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経営者はもちろん、部下を指導する立場の人は、日々大きなプレッシャーと戦っています。

なんとか結果を出したい!と思えば思うほど、言葉が厳しくなったり、従業員・部下に対する態度が悪くなってしまいがちです。

私は、名古屋を中心とした地域の中小企業の組織作りなどの支援を行っているのですが、

一生懸命になるほど、従業員・部下との距離感が大きくなる。

この様な悩みは、たくさんの経営者・幹部の方から聞いてきました。

ですから、ここでは、

従業員や部下に慕われる上司になるために意識して使いたい言葉

を紹介します。

 

従業員や部下に慕われるために意識して使いたい言葉

「社長は孤独なものだ」とよく言われるますが、従業員や部下に嫌われて孤独になってしまった…もし、そんなことであれば、即改善が必要です

そこまで深刻ではなくても、ちょっとした言葉の使い方で、社内の人間関係は格段に良くなります。

私がこれまで、様々な会社でお伝えし、効果があったと感じる「言葉の使い方」を紹介します。

社長が孤独な理由は?
正常な経営状態であっても社長は孤独になりがちです。それは、従業員や部下とは全く違うことを考えないといけないからです。社長は、業務以上に何があっても従業員には給与を支払わないといけません。通常、中小企業の場合は、この大きな課題を社長一人で考えるものです。

 

大丈夫と大丈夫か?を区別して「大丈夫!」を意識的に使う

社員
社員

しまった!

今日は忙しすぎて大失敗をしてしまったわ。

社員
上司

こういう時に何て言えばいいんだろう?

どの業種でも社内では様々なトラブルが発生します。

例えば、従業員のお子さんが病気になって、「急遽保育園に迎えに行かないといけない。」こんなことは良くあります。

当然、同じ部署の従業員は、その分忙しくなるのでミスも起きやすい状況になります。

そんな状況下でミスが起きたときにかける言葉は、「大丈夫!」なのです。

似た言葉で「大丈夫か?」という場合もありますが、あなたが失敗をして、落ち込んでいる時に「大丈夫!」と言われるのと「大丈夫か?」と言われるのを想像してみてください。

圧倒的に「大丈夫!」と言われた方が安心感が得られるはずです。

もちろん、上の立場になる人の人柄、口調によっても印象は大きく変わりますが、どうも距離感があるなぁと感じる方は、「大丈夫!」を意識して使ってみたいものです。

 

物事には絶対的な答えはないと捉え、自ら考えた雰囲気を出す

上司から見るとまだ経験の浅い従業員の至らない点が目につくものです。

だからと言って、全ての点を指摘すれば、ダメ出しの連続になってしまい、お互いに嫌な雰囲気になってしまいます。

ですから、一度に多くの問題を解決せずに、

あたかも自分で問題を見つけ自分で解決した雰囲気を作る

ことがとても重要になります。

小さな子どもの場合には、特にこれを顕著に受け止めてくれます。

例えば、なぞなぞを出題した場面を想像してみましょう。

なかなか答えが分からないたかしくんに、なんとか自分で答えを思いついて欲しいと思い、大人は様々なヒントを与えるものです。

ほぼ答えを言っているじゃないか!というくらいヒントを出した時に、たかしくんは答えを見つけました。

この時、たかしくんはきっと、満面の笑みで「よし!分かった!」と満足気にするはずです。

でも、ヒントを出さずに「答えは〇〇じゃないか!」と言ってしまうと途端に、なぞなぞはつまらない遊びになってしまいます。


仕事に関する問題点の指摘も同じです。

様々な問題点の改善策は、上司からすると簡単に思いつくかもしれませんが、敢えて答えは言わず、質問をしていくことが大切です。

素晴らしい改善策が見つかるかどうかは分かりませんが、自分自身で改善策を考えたことが素晴らしい!という感覚をもてる様に演出することが大切です。

社員
社員

今日は、大失敗してしまったなぁ。

山田さんが早退したからきっと忙しすぎたのね。

社員
上司

確かに忙し過ぎたなぁ。

だからと言って、山田さんが悪い訳でもないよね。

似た様なことは今後も起きる可能性があるから、どうしたらいいか考えよう!

この様な雰囲気です。

もちろん、最初から「〇〇しよう!」というより時間はかかってしまいますが、長い目で見ると、この様な形で問題を解決していった方が、はるかに会社は盛り上がり、結果も伸びてきます。

この様な方針を私と一緒に立て、実践された会社の話はこちらの動画をご覧ください。

 

外部の人以上に、社内の人を大切にする

日本はとにかく外部の人を大切にする文化が根強いです。

もちろん、こうした文化も大切ですが、「外面だけが良い」という方もいらっしゃいます

実は、かつての私も、お客様第一主義的なところがあり、「外面だけが良い」という対応を社内でしていたなぁ…と感じることも多々ありました。

ところが、こんな話があります。


ある営業マンは、一生懸命に営業をするのですが、何かとクレームをつけるお客様に捕まってしまいました。彼は営業成績のことも踏まえ、理不尽なクレームも一生懸命に対応しようとしていました。その姿を見て、上司はそのお客様に

「弊社の〇〇は、御社のことを懸命に考えて資料を作成したりしています。何度改善策を打ち出してもクレームしかないのであれば、取引は結構です。もし、本当に彼の対応が良くないのであれば、私に直接おっしゃってください。」

こうはっきりと話をされました。

その話を後に知った彼は、メキメキと成長し、今は営業成績もダントツトップになりました。


なぜ、彼は大きく成長したのか?

彼は上司に自分は大切にされていると痛感し、上司のためにも頑張ろう!期待に応えたい!と強く思ったそうなのです。

彼と上司の人間関係はとても良好なのは十分想像できるはずです。

 

従業員や部下に慕われるためにできることは全て些細なこと

部下や従業員との距離感を縮めるというのに、特効薬の様なものはありません。

時々、「美味しいものをご馳走する」などの特効薬の様なものを用いる方もいらっしゃいますが、その様なものだけで距離感が縮まることはまずありません。

日常の些細な言葉遣いなどが重要なのですが、その根底には、部下・従業員に期待し、大切にする心なのです。

今日紹介した様なことを実践して、すぐに結果が変わることはありませんが、半年・一年も継続すると必ず社内で変化が生まれてきます。

様々な業種の中小企業の支援を行ってきた結果、これは確かだと言えます。

町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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