新入社員教育でセルフエスティームを育てよう【自信が湧く仕組み】

社員教育
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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最近、Twitterを見いていると、この様な内容のものが目に入ってきます。

上司だからと言って、偉そうに怒るのは辞めようや。怒られている人も気が滅入って自信を喪失するし、周りも気持ちよくない。良いことは何一つない。
失敗からどう立ち上がって、自信をもつことの方が重要だと思う。

この様な発言を、若い方がされており、私も含め、学ぶべき点があるなぁと思って見ていました。

 

私は、名古屋を中心に、岐阜・三重周辺の中小企業の経営のサポートや組織作り、社員教育などにも関わっているために、「社員の自信」に関する質問をいただくことがあります。

そこで今日は、

新入社員・既存社員のセルフエスティーム・自信を高める方法

を紹介します。

自信と一言で言っても幅広いのですが、私の経験では、次の3つのステップで多くの方がセルフエスティーム・自信をもつことができる様になりました。

  • STEP1 自信を奪っている要因を知る
  • STEP2 自信につながる成功体験を作る
  • STEP3 成功体験が習慣化するように支援する

これらについて詳しく解説します。

 

セルフエスティーム・自信とは一体なにか?

セルフエスティームというと難しそうに聞こえますが、「自分としても誇りに思い、他者からも充分に認められるであろうという自負心・自尊心」と定義されています。

細かく見ると、若干、自信とは異なるのですが、ここでは、敢えて区別しないで話を進めていきます。

 

何か新しい仕事を任された社員が、

そんな仕事を自分に任せようなんて思ってくれるのは嬉しいことだ。少し難しいかもしれないけれど、なんとかできそうな気がする。やってみよう!

と心で思える状態にするというイメージで読み進めてください。

ちなみに、反対の状態というのは、この様な感じです。

また、そんな難しそうな仕事…。そんなことは、経験が浅いし、私には無理だなぁ。でも仕事だから仕方ないか…。

当然、前者の方が、気持ちよく働いてくれるし、良い結果に繋がりやすいことは明白です。

つまり、会社にとっても、社員にとってもセルフエスティームが高いこと自信がもてるということは、会社が成長していくには、とても重要な要素となります。

 

では、どうすれば具体的にどうすればいいのか、私の経験をもとに解説します。

 

セルフエスティームを下げている要因を知る

誰もが自負心・自尊心をもっていますが、それは、何によって作られるのかは、簡単なことです。

過去の経験によってセルフエスティームの高低は決まる

 

ここでは、簡単な例を挙げます。

Aさんは、自動車免許があり、車に時々乗っているにも関わらず、

「車の運転が全然できない。他人を乗せるなんてできない。」

といつも言っています。

つまり、自動車の運転については、セルフエスティームが低いと言えます。

 

では、なぜ、Aさんはその様な状態になっているのでしょう。

その答えは、Aさんと話をしない限り分かりませんが、経営者や上司は、その理由を一度は推測してみることが大切です。

  • 過去に大きな事故をしてしまった事がある
  • 事故とは言わないが、冷やっとしたことが何度もある
  • 家族の人にいつも運転が下手だと言われている

こんな事を推測してみるだけでも、Aさんに対する見方は変わるものです。

もちろん、タイミングを見てAさんと直接話をしながら、なぜ、車の運転に自信がもてないのか?を聞いてみる必要があります。

 

成功体験を作る【サポートしての成功も成功】

先ほどの例で見たように、過去の苦い経験や失敗が、セルフエスティームを下げる1つの要因になります。

また、実際に自分が失敗していないにも関わらず、周りから低い評価を繰り返し言われるというのも、セルフエスティームを下げる要因になります。

ということは、この反対を行えば良いのです。

  • とにかく成功する体験を作る
  • 成功したら周りから高い評価をして貰う
この時の成功は、誰かのサポートの上に成立しても構いません。子どもが逆上がりの練習をしている時に、少し手を借りて成功した時に「やった!できたね!」と一緒に喜ぶような感覚が大切です。
 

先ほどの、Aさんの場合、車を運転して無事に目的に到着できたことを成功として捉えることからはじめていきます。

そんなことできて当たり前じゃないか!と思う人もいますが、当たり前は人によって全く異なります。

ですから、人と比べる必要はありません。

そして、成功した要因を言語化することが大切です。

しかも、成功する度に言語化し、記録をしておくと更に効果的です。

 

例えば、Aさんが車の運転をする度に、上手に運転できた要因は…

  • 昨晩しっかりと寝た
  • 時間的に余裕があった
  • 仕事でいいことがあった
  • 子どもの心配事がなくなった など

回を重ねるごとに、この様に広がりを見せてきます。

今回の例で言えば、気持ちに余裕をもつことが大切だと分かります。

 

となると、実はAさんにとっての成功体験は「気持ちに余裕をもつこと」が、より幅広く活用できる成功体験と言えます。

そうなると、Aさんの成功体験は、車の運転以外の様々な場面で見つけることができます

そして、見つけたことを言葉にして声を掛けることでAさんは1つ成功体験を積むことができるのです。

ただ、1度成功体験を積んだからと言って、残念ながら、セルフエスティームが上がることはありません。

では、どうすればいいのか?

 

成功体験が習慣化するように支援する【根気・継続が力】

自分自身で、成功体験が作れるようになるまでは、支援をしてでも習慣化するまで継続する必要があります。

成功体験が意識できるようになってから最低3ヶ月は支援が必要

少なくともこの位の期間は、必要だと最初から思っておくべきです。

 

大抵、自分が苦手とする部分については、様々なところで成功しているにも関わらずそれに気付いていないことがほとんどです。

ですから、私が社員教育や組織作りのサポートをする場合、先に触れたような小さな成功をできるだけたくさん見つけるように私は注力しています。

そして、気付いたことは、どんなに小さなことでも伝えるようにしています。

これには多少の時間を要しますが、繰り返し行うことで、次第に自分で自分の成功に気付くことができるようになってきます。

それぞれの人が、自分自身の小さな成功体験に気付けるようになってくると、セルフエスティームが向上してきていると捉えています。

当然、セルフエスティームの向上・湧き出てくる様な自信については、まだまだこの先もありますが、まずは第一歩という意図です。

 

まとめ

経営者は、ついつい

最近の若い者は、自分に自信がもてない者が多いなぁ…

などと言う目で見てしまいがちです。

が、どんな目で見ても、人が大きく変わることはありません。

何かアクションをすることでしか、人が変化する機会はないために、簡単な事例を挙げながら、セルフエスティームを高める方法について触れました。

  • セルフエスティームの低下、不安が強いというのは過去の失敗・苦い経験が原因。
  • 最初は、大きな支援をしてでも成功する体験をしてみる。
  • 成功した理由を言語化すると多くの場面で成功を見つけやすくなる。
  • 習慣化するまで、最低でも3ヶ月。根気よく支援を続ける。
 
一部でも参考になる点があれば嬉しいです。
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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