経営者・上司はどうあるべきか?【箱根駅伝・駿河台大学から学ぶ】

社員教育
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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経営者は、上手くいっている経営者から学ぼうとします。

それは、当然のことで、私も日々、様々な経営者の方とお会いし、お互いに学び合っています。

ただ、それでは

  • どうしても新しいアイディアが生まれにくい。
  • こうであるべきだと決めつけてしまう。

そんな所が無意識に出てきてしまうので、常に経営とは無関係のところから、経営に活かせることはないだろうか?と意識しています。

今回は、2022年の箱根駅伝に初出場を果たした、駿河台大学の物語から経営に活かせそうな部分をピックアップして紹介します。

この機会に今一度、経営者・上司はどうあるべきか、私も初心に帰って見直したいと思います。

結論

強制力を用いても全く成果がでず、内面を育てると成果が出た。

どういうことか、詳しく解説します。

 

誰でも仕事を任されるとすぐに結果を出したいと焦るもの

スポーツに限らず、どの業界でも誰もが結果をすぐに出したいと思うものです。

社長
社長

たった3ヶ月でそれだけの成果を!

信じられない…もっと早くに仕事をお願いしておけば良かった。

なんて言われるのは、快感でしかありません。

ですから、ついつい結果に直結しそうなことを自ら行ったり、チームで動く場合は、相手にやらせようとしたりするものです。

箱根駅伝に初出場を果たした駿河台大学の監督も選手たちに、

  • とにかく練習をしよう。
  • 遊びに行っている暇なんてない。

こう言って、選手達に練習をさせようとしたそうですが、残念ながら選手達は、監督の目を盗んで遊びに行ってしまうなんてことも多々あったそうです。

そこで、

  • 外出禁止令

も出されました。

ここで、あなたももうお気づきかと思いますが、このようにいくらルールで縛って練習をしても、選手の力が大きく伸びることは期待できません。

無理やり勉強をさせられても、なかなか身につかないことと同じことです。

そこで、監督はガラッと方針を変更されたそうです。

 

チームで本音で話すことを増やし、気持ちを高める。

強制的に何かをさせるには、自分の強制力を高めれば良いのですが、他人の気持ちを高めることはとても難しいことです。

まずは、自分と相手の関係を築くことから改革は始まりました。

自分と相手の関係を築く方法

様々なところで言われることですが、

自分を変えることはできても他人を変えることはできない。

これは当然のことですが、だからと言って、チームは変わらない・そもそもメンバーが悪いと思ってしまえば、それまでです。

この時できることというのは、自分を変えることしかありません。

そこで、

  • 自分は相手を素晴らしい人だと思って接する。
  • 相手は必ず成長すると信じて接する。

これがとても重要になります。

「本当にそんなことで成果がでるの?」という質問を私も受けることがありますが、この様なことでどの様な変化があるのか、古くから研究されてきており、成果も明らかになっています。

ただ、そんな難しいことを考えなくても、

  • 相手はつまらない奴だ。
  • どうせ大したことはできないだろう。

と思いながら接すると、良好な人間関係は築けないだろうと予想できるのではないでしょうか。

チーム全体の関係を築く方法

チーム全体の意欲を高めることも「強制」ではなかなか高めることはできません。

チームのメンバー同士が、本音で話をすることから始める必要があります。

一般的には、「成果をあげる方法」を実践者から聞いて、それを真似る形がとられることが多いですが、これではなかなか腑に落ちないものです。

答えまでの道のりが長くなってしまいますが「どうすれば成果があがるのか?」メンバー同士で話をし、様々な意見を出すことがとても大切です。

そうすることで、意外な発見があるものです。

  • Aさんは堅い発想の人と思っていたけれど、全然印象が違う。
  • Bさんの発想力ってとても面白いなぁ。
  • Cさんってそんなに真剣にチームのことを考えていたのか。

つまり、

人が他人を見る目に変化が生まれて、チームははじめて変化する

ということです。

この様な変化が駿河台大学にもあり、駅伝チームは、選手以外のマネージャーも一丸となることができ、箱根駅伝初出場を成し遂げたそうです。

こうして生まれた感情の変化は、最初はとても小さいものですが、繰り返すことでやがて大きな変化へと変わっていきます

やり方・方法論だけでは、こうしたチームの変化はなかなか生まれないにくいのは、他人に対する気付きがどうしても少なくなってしまうからです。

 

経営者・上司が今、学ぶべきこと

この様に、駿河台大学の変化を簡単に見ると、私たち経営者や上司にあたる人が学ぶべきことは、

最新の新しい技術ではなく、人の本質

であることに気付かされます。

今回は、一例として駿河台大学の分かりやすい変化を取りあげましたが、答えはあなた自身にもあるはずです。

  • どんな時にやる気が湧いてきたのか?
  • 何があった時に、周りの人が変化し始めたのか?

この機会にこの辺りを振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

この時代にこんな地味なことを…と言われる方にも出会いましたが、「近道に見えることは、まやかしである」ということは、30年以上、会社を経営して確かだと言えます。

町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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