一般的にみられるコンサルティングと私のサービスとの違い!

マネジメント(管理)
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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近年、「コンサルティング」という言葉が随分メジャーになってきました。

以前なら、「コンサルティング」と言えば、大きな企業・団体に関わるものであるという印象があったのかも知れません。

ところが、近年では、「はじめての起業家向けコンサル」とか、「婚活コンサルティング」など…規模も種類も非常に多様化してきました。

会社経営に関わらず、日常生活においても様々な問題を専門性の高い第三者の知恵を借りながら、解決に向かうと効率も上がるために、浸透していったのでしょう。

解説! コンサルティングとは?

極めて簡単に言えば、相談に乗ること。
様々な問題の解決策を提案したり、場合によっては資料などを集める作業も行われる。

その一方で、こうした悪い印象をもたれる場合もあります。

一言でコンサルと言ってもカバーする範囲も広く、近年ではコンサルと呼ばれる人も随分増えてきましたから、素晴らしい人もいれば、そうではない人も居ると思うのです。

例えば、教師と言う仕事を見ても、素晴らしい教師もいれば、問題を起こしてしまう方も見られます。

また、ある人にとっては、素晴らしい教師であっても、別の人からすれば、困った教師だ!と思われる場合もあります。

私も「たいわパック」というサービスを通して、コンサルティング的な活動をしていますが、私が行っているサービスは一般的なコンサルとは大きくイメージが異なるようです。

ですから、

  • どんな点が一般的なコンサルティングと異なるのか?
  • なぜ、その違いを大切にするのか?

 

について、お伝えします。

これは、私がこれまでに数々の失敗をしながら見出してきたものですから、一般的なコンサルティングとの違いを知っていただくだけでも、十分に中小企業の経営に活かせる点はたくさんあると信じています。

 

私がこれまで利用してきたコンサルティングサービスの内容とは?

最初から経営のベテランという人はいません。

会社の規模は様々であり、先代から引き継いだ会社、自分で立ち上げた会社など…成り立ちも様々です。

私も今でこそ、こうして中小企業の経営に関わるような仕事をしていますが、独立した当初は、右も左も分からない状態でした。

ですから、当時は、これからの事業展望を語る事ができて、それに対する具体的提案をしてくれるサービスがあれば利用したい!と思ったものです。

そして、有名なコンサルティング会社のサービスも受けてきました。

かなり簡単にまとめると次の様な話が多かった印象です。

  • 顧客を増やすにはまず情報発信。ブログ・SNSの活用をしていこう!
  • 広告を活用して、広告費<利益 となる仕組みを作っていこう!
  • 従業員の気持ちを高めるためには、報酬規定や就業規則の見直しからはじめていこう!
  • 人材が育つ様に研修時間を確保する仕組みを考えましょう!

もちろん、その他にも大企業の成功事例や具体的戦略、人材育成の仕組み化などについてもたくさんのアドバイスを頂きました。

これらのアドバイスは、何一つ間違ったものはないと思います。

けれど、残念ながら私が求める様な結果は一切出ませんでした。

あなたは、なぜ、結果が出なかったのか?すでに気づいているでしょうか。

 

情報発信をして上手く行くなら、倒産する会社なんてほぼ無い!

ブログやSNSを活用したり、様々な広告を活用するという方法で上手くいくのであれば、倒産する会社はほぼ無い!と言えそうです。

どの会社も個人事業主の方も、懸命に情報発信をされていますから。

それでも、現実には「3年続く会社は30%しかない」と言われるくらい厳しい実態があるのです。

つまり、時代に応じた良い方法を利用してもそれだけでは不十分という事です。

 

現在、子ども達に人気の職業と言えば、Youtuberだそうですが、動画を公開すればいいというわけではありません。

それなりの人気を獲得するのであれば、の両方が大切なのは明確です。

大切なのは、手法と同時に何を大切に考えるのかということ!

 

何をするにしても中身がとても大切ではないか!

先程、顧客を増やすには情報発信!と書きましたが、当然、情報発信をすれば顧客が増えるわけではありません。

例えば、私は「保険・金融に関するサービス」を提供していますが、「今日は友人と温泉旅行に来ています」という様な内容をFacebookで発信し続けても、顧客の獲得にはなりにくいでしょう。

また、人材育成にしても、「毎月第3水曜日の15時からは研修の時間」と定め、研修をコツコツと続ければ人材が成長するのか?と言えば決してそうではありません。

何れにしても何を発信するのか?何を研修に盛り込むのか?その中身がとても重要です。

こう言えば、「当たり前だ!」と言われそうですが、会社経営の渦中にいるとついつい中身よりも方法に目がいってしまいがちです。

 

歴史も方法だけでは解決しない事を教えてくれています。

あなたも良くご存知の通り、差別という大きな問題を国も何とか良い方法で解決しようと試みた事があります。

明治政府は平等な社会を目指し「解放令」を出しました。

江戸時代は身分を重視した社会を作ってきましたが、明治に入ってからは、「身分を廃止しよう!」という法令が「解放令」です。

ところが、その結果、さらに差別が酷くなり、生活が厳しくなっていった地域も出てしまったのです。

 

国が出した制度でさえも、方法だけでは人々が変化しない事を教えてくれた一つの事例だと思います。

それ以降、長い年月をかけて啓発・教育をしながら現代に至っています。

つまり、人の心にも変化を与えないと、問題そのものの本質は変わらないという事を私は歴史から学んだのです。

ですから、私が「たいわパック」などのサービスで会社を訪問し、何か提案するにしても、先に方法・手段を提案する事は滅多にありません。

 

私が会社を訪問するときにもっとも意識していること!

どの会社も願いは、概ね次の様なことです。

  • 働きやすい職場環境を作りたい・従業員に提供したい。
  • 会社の事業を成長させたい。

これらを実現させるのに、取り組むべき方法というのはたくさん考えられますが、事前に「こういう提案をしよう」と先手を打つ様な事はしません。

特に初めてお会いする場合には、その方が優秀でスマートな印象を与えることができすが、この「先手を打つ様な準備」はしてはいけないと思っています。

こちらの記事に書きましたが、まずは、話を聞くことが大切です。

先手を打つ様な準備をしてしまうと、どうしてもその型に入れようとしながら話を聞いてしまうからです。

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プロフィール写真は綺麗な服で格好いい・おしゃれな写真で!

ここでも分かりやすい事例を挙げておきたいと思います。

プロフィール写真を何かに掲載するために、撮影をするとします。

当然、綺麗な服を着て、おしゃれな雰囲気で撮影をした方が良いし、プロのカメラマンを絶対に利用した方がいい…。

一般にこの様に言われます。

ところが、これではかえってチグハグな印象を与えてしまうケースもあります。

厳しい修行をし、伝統を守り続けてきた陶芸家の先生の写真が笑顔で綺麗なスーツだとどうでしょうか。

それよりも、ドロドロの手先にどちらかと言うと厳しい目の方がしっくりくる場合だって十分に考えられます。

だからと言って、陶芸家の方全員に厳しい目を求めても似合わないケースだってもちろんあります。

つまり、写真1枚を撮影するにしても、会社としてどんなメッセージを伝えたいのかによって、その方法は大きく変わるのです。

 

映画やドラマにしても、流行りの曲をBGMに使用したらヒットするなんて事はありません。

伝えたい内容・イメージに合わせて、BGMが決定されているはずです。

こうしたところを見て行くと、どんな方法・手段が有効なのか?を探るよりも何を相手に届けたいのか?を追求することの方が優先順位が高いと思うのです。

 

だからと言って、経営上、「方法」を無視する事は絶対にできません!

あなたの会社の商品・サービスの価値は、あなた自身の考え方一つで大きく変えることができます。

こちらの記事に書きましたが、その考え方は、無理矢理、勉強をしてひねり出すようなものでもありません。

商品・サービスがもつ最高の価値は、販売している方々の人生の中にたっぷりと詰まっていますから、それを分かり易く整理して行くことで、今後の方針が見えてくるのです。

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それを、引き出すために私の場合は、「対話」とか「コーチング」の技術を用いているに過ぎません。

その上で、会社が届けたいメッセージや提供できる価値が見えて来た時に、方法を提案させてもらっています。

こうすることで、

陶芸家なのに、綺麗なスーツの満面の笑みのプロフィール写真になる事は防ぐことができます。

 

「方法」は焦らなくてもおのずと見えてくる!

ここまで、内面的な事を中心お伝えしてきましたが、もちろん「方法」も大切です。

ところが、届けたいメッセージや提供できる価値を明確にする事ができれば、方法・手段は、随分見えやすくなります。

例えば、次の様なものを相手に知らせたい!とすると、伝え方はそれぞれ大きく異なってきます。

  • 手作りの温かみを伝えたい
  • 機能に優れ、様々なことをスマートにこなせる様になる凄さ
  • お年寄りが思わず元気になってしまう秘密  など…

近年では「インターネットを活用するといい」と言われますが、上の例で言うと、インターネットが最優先ではないものもありそうです。

つまり、伝えたい相手や中身に合わせて、どんな「方法」を用いるのか決めて行けばいいのです。

実は、こうした中身の部分が充実してくると、組織全体が大きく変化して行きます。

パッと見た印象以上の深い価値が従業員の方々に伝わった時に、行動に変化が現れるのですから。

 

まとめに変えて

一般的なコンサルティングと私のコンサルティングの違いをまとめてみました。

ただ、私もこうしてブログを書きながら、考えが整理できつつあるというのが正直なところです。

「何を伝えたいのか?を明確にする事は大切だ!」と分かっていながらも、つい「うまく行く方法」を探そうとしている自分もいるわけです。

過去に私の元から去って行った従業員の事を思い返しても、「従業員の退職を引き止める方法」ばかりを探して、「従業員がもっと働きたい!」と思える様な中身を追求していなかったなぁと思い出しているのです。

こんな事を振り返りながら、この記事を書いていると、コンサルティングという仕事は、成果を出す事も大切ですが、それ以上に失敗を伝えることが大事だと思うのです。

お互いに失敗を存分に語り合える関係…ここから得られるものはたくさんある気がしてなりません。

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