仕事のMUSTと上手く付き合えば、仕事は劇的に楽しくなる!

マネジメント(管理)
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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「仕事」と他のこととの一番の大きな違いは、

Check!
「MUST」(○○せねばならない)がある事

 

映画鑑賞でもゴルフでもそれが仕事でなければ、「やる・やらない」の選択が可能です。

ところが同じ、映画鑑賞でもゴルフでも、プロ(仕事)として、映画評論をしたり、ゴルフをプレイするのであれば、一旦引き受けた仕事であるなら、「やる・やらない」の選択の余地はありません。

MUST(やらなければならない)しかないのです。

ここまでは特殊な例を挙げてみましたが、一般的には次のようなMUSTがあるはずです。

  • 売らなければならない
  • 作らなければならない
  • 伝えなければならない
  • 届けなければならない

この「○○しなければならない」がプラスに働けば、人を成長させ、チームワークを促し、仕事でなければなしえない醍醐味を味わうことができます。

しかしその反面マイナスに働けば、人間関係を壊し、人を委縮させます。

自信を奪い、下手をすると精神的に追い込んでしまい、取り返しのつかないことを引き起こしかねません。

今日は、「一見、強制的に感じられるMUSTとどう付き合うのか?」についてもう少し深く考えてみたいと思います。

 

MUST(しなければいけない)があるからこそ人は行動できる!

そもそも人はなぜ働くようになったのか?

この問題の答えは、実にたくさんあると思いますが、最もシンプルに言うのなら、「もっと豊かになりたいため」だと思います。

ここで言う豊かとは、働いたらその分、収入が入ってくるという狭義の豊かさだけを言っていのではありません。

 

MUST(しなければいけない)があったからこそ素晴らしい成果が出せた1つの事例

例えば、田んぼで稲を育てていたとしても、台風により稲が全て倒れてしまい、今年は食べられるお米が少ないとなると、豊かだとは言えません。

けれども、そこで稲の生態を研究し、品種改良などに詳しい人が現れるとどうでしょうか。

少しずつかもしれませんが、台風の問題が少しずつ解決に向かって行きます。

実際に、お米の「コシヒカリ」は、「コケヒカリ」と言う皮肉なあだ名がつけられていましたが、随分と改良が進み、大きなシェアを獲得しています。

 

稲が簡単に倒れてしまうという問題を何とかしないといけない…と言うところから見事な成果を挙げた一つの事例です。

まさに、MUSTがあったからこそ、素晴らしい品種へと成長し、そのおかげで稲作とは直接関係のない私たちまで豊かになったのです。

こんな事を思い返すと、仕事として発生するMUSTはとても素晴らしい原動力を私たちに与えてくれるものに見えてきます。

 

でもMUSTは辛い!うまく付き合うポイントやコツはないの?

 

確かにMUSTがあることはいいと分かっているけれども、辛さを感じる事もあります。

何とか上手に付き合うポイントやコツはないものですか?

 

実は、様々な会社の経営者の方や従業員の方との面談(対話パックと言うサービス)をしているとこうした質問をよく耳にします。

そこで、私自身の事例を挙げながら、MUSTと上手に付き合うコツを見ていきましょう。

 

簡単なようでなかなか切り替えられないものの見方を敢えて変える事に挑み続ける!

私の業務経験の大半は営業です。

要するに「売らなければならない」と向き合ってきた職業人生といえます。

ですから、評価もはっきりと数字で表す事ができます。

だからと言って、

  • 今月中に絶対にあと数十万円の新規契約をとらなくてはいけない。
  • どうしたらあの人は、今の商談で「うん」と言うのだろうか。秘策はないだろうか?
  • とにかく今月も目標を達成することができなかったら「ヤバイ」。

 

こんな事を思えば思うほど、確かに辛くなってしまいます。

ひどい場合には、半ば「押し売り」の様な状態で契約を促したり、到底できるはずもないサービスを付加して商品やサービスを売ろうとしてしまいます。

もちろん、これが結果的にたまたま良かった…という事はもちろんありますが、いつまでもこうした気持ちで仕事をするのは困難だと言う事はあなたも十分に察しがつくはずです。

 

ですから私の場合は、一言でいうなら「売りたくなるように考えた」のです。

とは言っても、「売りたくなるように考えよう」といくら思っても、MUSTに負けてしまいます。

ですから、まずはお客様にもっていきたくなる「ストーリー作り」を固めるしかありません。

 

私が行っている売りたくなるストーリーの作り方

自分たちの持っていく商品やサービスでお客様のどんな問題や課題が解消・解決できるのかお客様にどんな変化が生じるのかを的確に伝えていきます。

例えば、先ほどの「コシヒカリ」で考えて見ると次のようになります。

 

お客様の問題や課題……台風・強風などによってすぐに稲が倒れてしまう。

商品やサービスを利用後の変化……台風・強風などに対する心配が軽減されて、収穫量も多くなる。

 

今回の例で言うと、これだけでも相当大きな価値なので、「売りたくなる」という方も多いかもしれません。

ところが、これではどうも在り来たりな感じも否めません。

そこでどうするか?

さらに次の社会の変化まで想像するのです。

具体的には、

Check!
農家さんの仕事の負担や精神的ストレスが軽減される上にお米の収穫量が増えると社会がどう変化するのか?

 

この疑問について考えるわけです。

  • 健康上の問題の心配があるかもしれないと言いながらも多くの人がファーストフード店を利用しているけれども、おにぎりドライブスルーがあるような店舗が増えて、健康的な人が増えるかもしれない。
  • 農家さんの仕事の負担や精神的ストレスが軽減される事で、農家になりたいと言う人が増える可能性もある。田舎の過疎化や後継ぎの問題などが緩和され、都心部の混雑も軽減され、住居(家賃など)に関する費用も随分落ち着くのではないか。

 

こうしたところまで考えていくとどうでしょうか。

商品やサービスを売らない事の方が、社会に悪影響を与えてしまうような気持ちに私はなってしまいます。

対話パックにお申し込みいただいている会社の商品・サービスは、まさにこうした次の次の世界が広がるものばかりですから、こうした営業的な話をするのも楽しいものです。

もちろん、いくら考えても社会に対して大きな貢献ができそうもない商品・サービスというものも世の中にはあります。

それらは、私の場合、残念ながらいくらMUSTで売れ!と言われてもどうしても売ることができませんから、対話パックなどを通して

 

ここでは、少し営業職よりの立場で話をしてきましたが、企画職・製造職だって同じことです。

どんな商品・サービスにも多くの人が関わり、それを利用して心から喜ぶ人がいる限り、さらにその先の世界があるはずですから。

 

まとめ

仕事の上で生じる「MUST」について思う事を書いてみました。

こうして見ると一見、強制的で息苦しい「MUST」が素晴らしいものに見えてきたと感じてくれたら嬉しいです。

Check!
  • 人々はどうしてもクリアしたMUSTがあったからこそ、素晴らしい技術を生み出してきた。
  • MUSTと上手に付き合うには、少しものの見方を変えて、喜ばしいストーリーを考えることが大切。
  • より情熱的なストーリーを作るには、先のもう一つ先まで想像したり、社会の変化まで想像すること。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

こうしてブログを書いているのも、誰か一人でも「仕事のヒントとして活かせるところがあった!」となる事を願っているからです。

仕事が楽しく感じられるようになった人の家族も楽しい日々が送れると信じていますから。

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