社内の人と人との「関係の質」が組織力を高めるカギになる

マネジメント(管理)
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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「組織力の構築」は中小企業経営者の目指す方向です。組織力を高め、戦略業務を遂行する上で不可欠なのは良質な人間関係です。

 

今回は戦略業務を遂行するカギになる、「関係の質」について考えていきましょう。

 

人と人との「関係の質」が「思考の質」に影響を及ぼし、「思考の質」が「行動の質」に、そして「行動の質」が「結果の質」に影響すると言われています。
(提唱者 MIT ダニエル・キム教授)

 

・・・「結果の質」が高まるためには「行動の質」が高まる必要がある。そして「行動の質」が高まるためには「思考の質」が高まる必要がある。この因果関係にについて異論のある人はいないはずだ。実際に「結果の質」を高めるために「思考の質」を高めようと様々な研修が組織の中で取り入れられているし「行動の質」を直接的に高めようと高価な情報システム環境は整っているのに「結果の質」が向上しないのはなぜだろう?それはもうひとつの要素である「関係の質」が大きな影響を与えているからだ。
(小冊子 なぜ組織は迷走するのか?より抜粋 P18)・・・

 

上記のように「関係の質」が「思考の質」「行動の質」「結果の質」に影響を与えるのなら、「関係の質」を向上させれば「思考・行動・結果」に好影響を与えることに他ならないわけです。それだけに「関係の質」の向上は最重要事項なのです。

 

それではどうして、人と人との「関係の質」が「思考の質」に影響を与えるのでしょうか。

 

私たち人間は社会的な動物として進化を遂げてきたという歴史があります。一人で生きていくのは限界があります。そのため言葉や道具を使い、協働的に生きていくことが前提になっています。

 

結果として、悪い人間関係は社会生活が営めないことを意味するため、人間関係の質は生存上の重要事項として位置付けてしまうのです。

 

つまり、どれだけMBAやロジカルシンキングやらで「思考の質」を鍛えようと、「関係の質」が下がると思考のリソースが人間関係の悩みに費やされてしまうのです。

 

人間関係の悩みに支配された「思考の質」は「あいつとは話したくない」「会社に行くのがおっくう」という後ろ向きな行動という形で表面化し、「結果の質」にまで影響をおよぼします。

 

更に厄介なことに下がってしまった「結果の質」に対して、「罪のなすりあい」や「報酬の奪い合い」が起こり、更に「関係の質」を悪化させるという悪循環に陥ってしまいます。

 

しかし逆に考えると「関係の質」の改善が業績の改善につながるということも表しています。好業績企業と組織文化の関連性は「ビジョナリーカンパニー」等にあげられています。

 

会社として組織力を高め、戦略業務を遂行したいと思ったら、社内の人間関係に目を向けるようにしましょう。

 

人と人との「関係の質」が高まれば、自然と「思考の質」が高まります。それが結果として「行動の質」「結果の質」となるのです。

 

(提唱者 MIT ダニエル・キム教授)
(小冊子 なぜ組織は迷走するのか?より抜粋 P18・19)

町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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