社内の「円滑な関係性」構築には有益なフレームワークを取り入れよう

マネジメント(管理)
町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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中小企業で「組織力の構築」を目指すためには、社内の人間関係、とりわけ経営者と社員の方との関係性は経営を左右する重要なものです。

今回は、私の経験を元に、身近な人との関係性の構築についてお話しします。

身近な人との関係性の構築について

自分の思い入れがある人間との関係性は最も難しいと言われています。パートナー、親、子供、幹部、有望と見込む従業員・・・身近な人物との良好な関係性の構築は特に難しいものです。

自分はこのことを「ロケットを飛ばすより、近しい人との良好な関係性を築くことの方が難しい」と言っています。もちろん、「ロケットを飛ばす」のはとても難しいことです。でもそれは「理解する難しさ」であり、あわせて、「ロケットを飛ばす」ことには関わりのない人が大半です。

 

それに比べて「近しい人間との良好な関係性を築くこと」の難しさは、すべての人に関係があります。そこには理解できない難しさではなく、「理解はできても実現できない難しさ」があります。

 

「自分はやることを尽くしている」「相手が分かってくれない」「相手に問題がある」。これが組織開発のご相談に乗った、全ての会社の経営者と従業員の方々の第一声です。

 

だからこそ経営サイドからの「従業員を何とかしてくれ」との要請にはもちろん対応するのですが、それと併せて経営サイドと従業員の方々との「関係性の質の変化」にも同時に取り組むようにしています。

 

それでは、どのような心持ちでどのように対応するのが正解なのでしょうか。

どのような心持ちで対応するのが正解なのか?

まず初めに申しあげたいのが、私も「医者の無養生」「紺屋の白袴」といわれる通り、自分の 会社での「関係性の質の変化」への取り組みは現在懸命に取組中であり「壊れた関係性」から「困った関係性」へ少し進化した程度です。

 

経営課題は山積していますし、「正直、自分はこれだけやっているのに、何とかならないのか!」と無性に怒りに囚われることも相変わらず多いです。

 

ただ、「ここは踏ん張り所、世の中の大半の経営者はここを乗り越えておられるか、乗り越えようと懸命に取り組んでおられる!」と思えるようになったことは自分の中の大きな変化です。

 

自分が「暴れん坊将軍」だった時は、「世の中で自分が一番頑張っており、自分が一番報われていない」という気持ちに囚われていました。「奴らが悪い・・他罰感情」と「自分が悪い・・ 自罰感情」の間で行ったり来たりしている状態です。

 

そこから脱して、現在は「承認」「自尊感情」にアプローチするようになりました。これで社内の関係性を、「壊れた関係性」から「困った関係性」にまでは持ち上げることができています。

 

そして社内の関係性がコミュニケーションのとれる「普通の関係性」にまで発展したら、次に取り組みたいのが関係性を「円滑な関係性」に持ち上げることです。

 

「円滑な関係性」の構築には、「現在収益基盤の確立及び採算性の向上」と「将来収益基盤の発掘」が両立しているかという所に目を向けていく必要があります。

 

言い換えると「機能業務での生産性の向上」と「戦略業務への経営資源の振り分け」ということです。

 

整理しますと、まずは経営者が「業務」と「社員さん」に対してどのように臨むのか、その姿勢がポイントです。次に関係性を「結果の出る関係性」に変えていくには「思考の質」と「行動の質」の変化が必要がとなります。

 

おススメするフレームワーク

そのためにはツールが必要です。そのツールがフレームワークです。
自分が取り組んでいる・勧めている方法(フレームワーク)は、下記の4点です。

 

これはGoogleの「OKR」を参考にしています。

1.「結果につながっているか?」と確認するタイミングを決める

2.週間行動を決める

3.週間行動の「決定」と「振り返り」にイベント要素を入れる

4.「出来上がり感」をチーム全員で楽しむ

 

このフレームワークを戦略業務について気を付けるポイントと照合します。戦略業務のポイントはすぐに結果に直結するものが見えてこないということがあります。だからといって「甘く」なりすぎると結果につながりませんし、「辛い」と士気が上がらず委縮してしまいます。

 

ですので、まず結果をとらえる時期とその時になっていたい状態を決め、そしてそれにつながる行動目標を1週間毎に追いかけていくようにします。なぜなら、自分は戦略業務の報告を毎日するとなると少しマイクロマネージメントになると思っていますので、1週間を1期間としています。

 

そして行動目標を決めるときにも振り返る時にも士気の上がるような運営をしていきます。そうすることで出来上がり感を醸成していくのです。

 

つぎに「機能業務」を見ていきます。
「機能業務」での捉える観点は「品質向上」「経費削減」です。

 

品質を上げながら、少しでも工数をかけないようにする。この一見すると相反するテーマに、どのような指標をとりあげてコミュニケーションをとっていくのかがポイントになります。

 

この「低コスト・高品質」を実現するために自分たちは何をすればいいのか。
これにも前述のフレームワークで、対応できます。

 

【水戸黄門経営サポートサービス】は関係性の変化に応じた業務の進め方や管理の仕方をとりいれ推移してきました。

町野 文孝

名古屋・岐阜・三重の地域の中小企業の組織作り、社員教育などをトータルにサポートするコンサルタント。30年以上、この活動を行っているが、倒産した会社は0。反対に関わった会社のほぼ100%が業績向上。そのためには、ノウハウも大事であるがそれ以上に、経営者・従業員の心意気が大切だと考える。支援している中小企業の従業員の方との交流も大切にしている。

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